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これは甘えか そうではない 熟考せよ!

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詩人が書く日記の一説にしびれた

第1室(展覧会でしょっぱなに入る部屋のことです)では詩人・吉増剛造の22歳から現在の70代に至るまでの日記が展示されているのですが、ほかの展示が正直あまり頭に入らないくらい(オイ)、グッときたのでここでご紹介したいと思います。

可能な限り早く退職、いざとなったら無責任に放棄せよ

(中略)

これは甘えか そうではない 熟考せよ!

転職活動で悩み、昨日もちょうどそんな記事を書いたばかりのわたしにとっては天啓か!!!というレベルの一節でした。しかもしかもそれだけではなくて、この一説が書かれた日はちょうど私の誕生日であり、剛造氏はそのとき26歳、いまのわたしと同じ歳なのです!それを知ったらもうしびれるしかないでしょ!!!

というわけで、可能な限り早く退職できるように、熟考しつつどんどん行動していきます!!!

美術館で頭を働かせる

上記の吉増展目当てで行ったのですが、常設展も安定のクオリティの高さなのです!

国内外から集められた名作という名作が展示されているのですが、時期によって面白い切り口で展示室ごとに古今東西さまざまな作品が展示されています。

たとえば、「恋とクリームパン」

・・・?!

ってなりますよね?実はかつての新宿・中村屋は芸術家が集まる場所として賑わっていて、中村屋の女主人・黒光さんに恋い慕い集まってくる若い芸術家がたくさんいたのです。そして中村屋こそクリームパンを最初に売り出したパン屋さんなのでした!

こんな感じで美術史に疎くても、部屋の随所に解説があるので楽しく、安心して(?)美術鑑賞を楽しむことができるのです。

と、美術館の良さについてはまた別の機会に書くとして、今回美術館に行ってしみじみいいなあ、と思ったのが

作品をみることで、普段使われていない頭の部分が活性化される(ような気がする)のです!

はっきり申し上げましてアート・芸術なんてものは意味不明・難解・なんのこっちゃという感じの得体のしれない不思議なものです。でも!だからこそ!わたしたちは「なぜ?」といやが応にも考えてしまうのです。頭を使ってしまうのですよ。いろいろなアイデアが出てきて前に進む気力が出てくるので、わたしは美術館に行った後はとても気分がすっきりします。

話し相手ならここにいるよ

わたしは美術館は一人で行くことがほとんどなのですが、それは理由があって、基本的に疲れてるとき、悩んでいるとき、熟考したいときに美術館に行くことが多いです。そういうときって一人の方が絶対にいいんです。自分のためだけにエネルギーを割くことができるからです。作品をみて、「なんだこれ?」って思いつつ頭を働かせるというプロセスは自分自身と対話をしていることにも近いのです。作品を媒介にして自分と自分が対話をしています。

そして、作品を作った作者とも通じ合っているのです。まわりに話し相手になってくれるような友達がいなかったとしても、美術館に行って作品をみれば自分自身と対話ができるし、おまけにすっごい作品を作った人とも友達!ゴッホもルノワールも、草間彌生も岡本太郎ともみんな友達になれるんです!!真面目に書いてます。ガチです。

恵まれた時代に生まれ育って

美術館のすごいところは、時空を超えたさまざまな作品が一つの場所に集められている、ということでもあるのですが、そのためか時々、わたしたちの時代目線でなんでも考えてしまっていることに気づかないまま作品をみてしまうことがあります。

というのも、たとえば戦時中だったら命の危険にさらされつつ作品を作らなければならなかったし、昔は医療も今ほど発達していなかったから、結核や今だと簡単に治るような病気で若くしてこの世を去ってしまったり・・・なんてことがザラにありました。

ところが現代ではどうでしょう?

(今のところ)戦争は国内で起こってないから空襲で焼け死ぬなんてこともないし、結核で死ぬことも恐らくないでしょう。命の危険は格段に減ったし、生活保護なんかもあるから、お金がなくてなくて死ぬということも少なくはなりました。pixivとかクラウドファンディングなどなど活用すれば、才能がないけど評価されない、というケースも減るでしょう。

そう考えると今のわたしたちってめちゃくちゃ恵まれているんです。少なくとも失敗しても死んだりすることはなく何度でもやり直すことができます。チャンスだって探せばたくさんあります。それなのに、言い訳ばかり並べて何も行動しないってありえないじゃん!!と気づきました。

「今日は誰かが生きたかった明日なんだ」みたいな言葉あるじゃないですか。自分の人生をしっかり熟考して生きないなんてとてももったいないことだし、自分自身に失礼だし、それこそ生きたかった!と願う人たちに対してなんだか申し訳ない、がんばらねば!という気持ちになります。

まとめ-東京国立近代美術館 よいとこ 一度はおいで-

で、結局なにが言いたかったのかというと、

・今の展覧会すっごくいいよ!

・恵まれた時代なんだからもっと自分らしく楽しく生きようよ!

・そのためには甘えは捨てつつ熟考しようぜ!

って話です。

余談ですが、今の季節は作品保護のため冷房が強めになっているので女性のみなさんは羽織ものはマストです!!

わたしは寒がってたら監視のお兄さんにブランケット貸してもらいました!めっちゃうれしかったです!!

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