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今日もみなさんの斜め上から自分を戒めています。

「“現代の魔法使い” が語るエンジニアの未来」で知ったテコとベキ論を使いこなす大切さ

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こんばんにちはー!さんしちです。普段はWEB系広告代理店のシステムエンジニアとして消耗して働いています。

今の会社で働いて半年以上の時が経ち、「このままでいいんだろうか」「今の会社にいて未来はあるのだろうか」なんて気持ちがムクムクと湧き上がり、エンジニアとしての自分の未来に迷いが生まれそうな今日このごろ。

“現代の魔法使い” が語るエンジニアの未来というイベントに行ってきました。

進路に迷う若手エンジニア、エンジニアになりたい学生さん、IoTに興味ある方は必見の内容でした!!

※以下わたしが講演の中でちゃんと内容を把握できた(と思っている)ものを書きました。脳みそのキャパを超えたものについては言及していませんので悪しからず。

※ハイコンテキストすぎて理解が追いついていないところがございます。わたしの解釈や書き方がが間違っていたらごめんなさい。その際はご指摘いただければ修正します。。

 

現代の魔法使い・落合陽一氏とは

1987年東京生まれ。メディアアーティスト,筑波大学助教 デジタルネイチャー研究室主宰,VRC理事

筑波大学でメディア芸術を学び,東京大学で学際情報学の博士号を取得(学際情報学府初の早期修了者)。

2015年より筑波大学助教。

映像を超えたマルチメディアの可能性に興味を持ち、デジタルネイチャーと呼ぶビジョンに向けて研究に従事。

映像と物質の垣根を再構築する表現を計算機物理場(計算機ホログラム)によって実現している。

(上記イベントページより抜粋)

 

一言で言うと すげえ人 です。

 

いろんな作品を作っており、正直エンジニアというよりアーティスト、いやまさに「現代の魔法使い」というイメージが個人的には強かったです。。

実際に講演が始まる前に主催の方が落合さんって何している人だと思いますか?的な質問にエンジニアだと答えている人はほとんどいませんでしたww

 

靴を脱いで聞いています

https://twitter.com/3710official/status/873880870859362304

今回の落合さんのイベントは20代の若手エンジニアとエンジニア志望の学生さんが対象でした。

参加者は学生4:社会人6くらいの印象。主催のサポーターズさんが学生向けのサービスをやっている会社なので割と学生が多いのです。

ですが社会人向けのイベントもがんがんやっており、最近はジロッカソンという頭のおかしいイベントを開催していたりと今後の動向も目が離せませんね!

 

はじめに主催の方から説明や講演を聞く上でのポイント?を説明していただきました。

今日の講演会では「落合さんのエモさを知る」「エンジニアとしての生き方を考える」「何かを始めるきっかけにする」を目的にしましょう!とのことでした。

だがしかし ”「これはわかりますよね」は9割分からないので安心してください” という説明には吹きましたww 

 

コンピュータサイエンスはもっと音楽的になる

早速、どゆこと?って感じなのですが、

音楽は自由であり、プログラミングも自由ということでしょうか。

 

音楽もプログラミング(コンンピュータサイエンス)も、なんでも作れるしなんでも表現できる自由さを持っているんですね。

ミュージシャンがギターやバイオリンを使ってロックやクラシックを奏でるように、われわれエンジニアもフロントエンドを実装したりサーバーサイドで活躍したりということが、言語やフレームワークを活用することで自由に表現可能なわけです。

 

(音楽とコンピュータサイエンスという、一見結びつかないようなものがゆるやかにつながっている感じがたまらないですね…!)

 

IoTよりの話が続きます

わたしは残念ながらIoT系の話はあまり詳しくないので理解が全然及ばなかったのですが、

こういうことを話してました↓

何を言っているのかよくわからねえと思うが・・・

(完全にポルナレフ状態に陥った)

わたしも!よく!わかりませんでした!!w

 

21世紀は魔法の世紀

https://twitter.com/3710official/status/873881236602617857

19世紀は絵画の世紀、20世紀は映像の世紀だったけれど21世紀は魔法の世紀になるそうです。

個人的には「個人化→マス→個人化の流れを辿る」という話と「標準化に変わってパラメータ化の時代になる」ということが興味深かったです。

 

各種SNSやブログなど個々人が独自に情報発信することができるようになり、クラウドファンディングやVALUなど、やりたいことをやるのにお金を調達するのも個人単位でできるようになりました。

今まではマス(というか大きな組織といったほうがしっくりくる)で動いていた/動かざるを得なかったものごとが、各種プラットフォームの出現で個人レベルで動けるようになったのです。まさに個人化の時代を迎えているというわけですね。

 

また、標準化が当たり前の価値観の時代では、「白人が標準で黒人は異常」みたいな世の中だけど、パラメータ化の時代では肌の色という”パラメータ”を規定し、そこに設定される値は任意に設定できる時代、つまり「肌の色なんて何色でもええやんww」っていう世の中になっていくのです。

人種差別やLGBTの問題が解決されていないところを見ると、まだまだそういう価値観にはなっていないわけですが、少しでも早く「パラメータ化の時代」を迎えて、コミュニティに多様性が生まれて、もっと多くの人が幸せに暮らせる世界にしていきたいですね!!

 

disruptiveの時代

disruptiveってなんぞ??ってなると思いますが「破壊的」という意味です。破壊的な時代。なんかやばそうですね。。

(disruptiveやディスラプティブでググってみると面白そうな記事がいろいろ出てくるので読んでみるといいですよ!)

 

さてdisruptiveの時代ってどういうことかというと、会社や政府といった大規模な組織などではよく、長期目標=目指すべき未来に向かってラインを引いて「この期間にここまで、次の期間ではここまで到達しよう」ってな感じで段階別に計画を考えていきますよね。会社員の方なら、よく全社会議とかで見たことがあるかもしれません。

 

でも、それって近代現代国家のやり方なんだそうです。これからの時代にはそぐわないし、このやり方だと破壊されちゃう側になっちゃいます…!

 

長期目標や達成までのマイルストーンを設定するときに誰かに相談したり意見を求めるわけですが、その「意見を聞く相手」というのは往々にして有識者と呼ばれる”おっさん”なんですね。

確かにおっさんたちは今日までに大変立派で輝かしい実績や、深くて広い見識(とお金)をお持ちです。

 

ですが、時代の流れは急。おっさんには見えない読めない世界になりつつあるのです

急激な時代の変化、あっと驚くイノベーションはおっさんの死角から飛び出します。

https://twitter.com/3710official/status/873881674907475968

 

技術が進歩し知識が外に広がることで、5年前は修士論文レベルの技術た知識が必要とされていたものを中高生が3日で解いてしまう世の中になっている。

フットワークが軽くて頭が柔軟な世代が新しい技術に対して親和性が高いのは、みなさんもわかりますよね。

(悔しいけれど)若い世代ほど優秀だと言える世の中になっていくのでしょう。

 

だからこそ、一番若い世代に投資し続ける世の中にしないといけない

落合さんがそう力強く語っていたのが印象的でした。(だから大学で教育にも携わっているんですね。)

 

とっても大事な「てこ」の話

「てこの原理」って覚えてますか?

てこを使えば大きな石も自分一人の力で持ち上げられる。「少ない力で大きな仕事を達成できる」ということですね。

 

そして同様に、仕事×時間=金という図式も成り立ちます。(金融工学的発想だと仰っていました。)

これの何がすごいのかというと、投資価値と時間的価値と金銭的価値のバランスがわかれば、何に投資すべきかが見えるということなのです!

 

「投資目線で物事を見る」ことの重要性を話しており、エンジニアも「いま持っているテコが正しいか正しくないかを見極めること」が必要なんですと・・・!

今持っているテコ(技術や働いている職場・業界などなど)がこれから「たくさんお金を運んでくれる=たくさんお金を払うに値する、高い価値がある」ものを持ち上げられるのかそうでないか。

一度振り返って考えてみたほうがいいのかもしれませんね。今回の話では個人的に一番刺さりました・・・!

 

また、何が正しいテコかを考え持ち上げてみることが、長期的に重要な視点でありとってもエキサイティングなことになります。

確かに「これからテコになる技術は何か考えてみる」のはワクワクしますね!!

 

一人ひとりが特別なスキルを持っていないとバンドは成り立たない

2007年頃からか、「バンドやるにしてもベースやドラムは打ち込みでいいんじゃない?」って風潮が出てきたそうです。

そんな時期にSEKAI NO OWARI(セカオワ)なんかが出てきて、セカオワの場合はDJがいて、ベースヤドラムの代わりに役割を担っているよねという話でした。

 

またバンドの話しかいっ!ってなりそうなのですがw、「一人ひとりが特別なスキルを持っていないとバンドは成り立たない」というのはエンジニアにも当てはまる話なんですね。

AIとか人工知能とか、コンピュータができることがどんどん増えていくと、当然ながらエンジニアも淘汰される可能性が高いです。

「この人じゃないとダメなんだ!!」って思われるような独自のパフォーマンスや個性、キラリと輝く強みがなければ、バンドは成り立たず、誰かとやる意味もなくなってしまいます。

 

「自分はどんな専門性で勝負できるのか?」

さきほどのテコの話にも近いですが、どんな専門性でどう勝負していくかを真剣に考えていかないと本当に淘汰されてしまいそうですね(震)。。

 

ワーク・ライフ・バランスなんてウソだ!

↑これはウソwwwwエンジニアにはウソwwwwwww

はっきり言い切っていました。なんてこった!

 

なんでそうなるのって話ですが、単純な肉体労働などと違って、人との調整やプロジェクトのマネジメントなど、頭脳のパフォーマンスが求められるシステムエンジニアの仕事は単純に働く時間を制限するなどの施策ではうまくいきません。

クリエイティブなシゴトならみな当てはまるのですが、時間で換算できない職業にはワーク・ライフ・バランスは適用できないのです。

 

そういうわけで、仕事において重要なマネジメントというのは、働く時間と休む時間のバランスを調節するタイムマネジメントから、ストレスを溜めないで働くにはどうしたらいいのか?を考えるストレスマネジメントの世界に移行しています。

天職だと思えるような楽しくて仕方がないような仕事だったらストレスなく何時間でも寝食を忘れて働けるかもしれませんが、めちゃくちゃストレスが溜まり、苦痛が伴いまくるような仕事だったら、いくら労働時間が短くても耐えられないですよね。

エンジニアだったらコーディングしたり要件定義している時間は楽しいけれどテスト仕様書作ったり、電話に出ている時間ってめちゃくちゃ苦痛ですよね(個人の主観が入っていますww)。

 

人間はリスクをとるほどモチベーションがあがるようになっていて、機械にはそれができない。このモチベーションの差をうまく利用していくことが機械に代替されないエンジニアになる鍵なのかもしれませんね・・・!

 

 

雑感。脳みそが付いていけませぬ。

終始「ハイレベルすぎてついていけない・・・しゅごい・・・・・」って感じでした。メモを取るのがやっとで、意味を理解できるようになるには自分の記事や他の人の感想ツイートを何度も何度も読み返す必要がありそうです。

ただ、「これについていかなくていいや~」と思うか、「少しでも理解してやるぞ!」と思うかでだいぶ人生変わるのは確かです

普段会社員として働いて、嫌なこととか問題点があっても見て見ぬふりをしたりごまかしたりしてぬくぬくしていれば毎月お給料がもらえ、投資も冒険も何もしなくても生きていけてしまう状況の中で、めちゃくちゃハイレベルかつハイコンテキストなお話が聴けたのはものすごくありがたい機会でした。シビレタゼ!!!

以下、これは!と思ったトピックをさらりとまとめておきます。

 

本を読むより友達作れww

1次ソース(=質の高い有益な情報)を得るのなら、本じゃなくて人に聞いたほうがいいよ!ということです。

WEB系エンジニアになりたければ本やネットで情報をかき集めるよりも実際にWEB系エンジニアに会って話を聞いたほうが明らかに得られる情報の量も質も高いですよね。

それゆえ、1次ソースを持ってそうな人と友達になるといいよと言っていました。これはキャリアを描く上でも重要な示唆ですね。

 

そういう1次ソースを持っていそうな人と友達になるには、フットワークの軽さと、相手に与える価値を持っていることが重要です。そうじゃないと成立しないんですね。そうですよね。。

そして、一度友達が増え始めると、どんどんつながりが増えて、1次ソースにたどり着くことスピードが早くなっていきます。自分が得た1次ソースを誰かに教えることもでき、どんどん与えられるものが増えていくという好循環が生まれていきます。

 

相手に与える価値を持っているかが非常に重要になってきますが、誰にでもできることが「情報を与えること」です。何も会社の機密情報である必要はありませんw。

「あそこのお店のカレーは絶品だ」とか「あなたと性格が合いそうな可愛い子を紹介できるよ」とか、なんなら「明日は雨が降るらしいですよ」でもいいでしょう。

大切なのは相手のためを想うことであり、喜ばせるために自分が(無理のない範囲で)何ができるかを考えることです。

 

 

エンジニアとアーティストを分かつもの:「べき論」

https://twitter.com/3710official/status/873881935289786369

新しい価値観が根付くには「明るいカルト」「ある種の独裁的なビジョン」が必要だという話がトピックにあがりました。

なかなか刺激的なワードですよねww

 

「XXであるべきだ!!」と声高らかに独裁的なビジョンを宣言することも決して悪いことではありませんが、やり方を間違えると炎上しますし、場合によったら警察のお世話になってしまうかもしれません(汗)。

自分がやる「べき」こと、社会がこうある「べき」ことについて語る「べき論」で語るところと、そういうふうに語りきれない部分というのが誰しもあるでしょう。

それをきちんと整理して分けてあげないと、自分が何がしたいのか、とるべき正しい行動は何なのかがわからなくなってしまいます。

 

落合さんは「時代の合理はベキ論で語り、合理性のない文化的許容度についてはベキ論で語らないようにしている」そうで、

前者の部分をエンジニアとしての仕事で語り、後者をアーティストとしての仕事で語っていると話していました。

 

まとめ:エンジニアとして未来を描くために必要なこと

持ち上げるべきテコを見極める

仕事と時間とお金は密接に関わり合っています。少ない、無駄のない時間と仕事で多くのお金=価値を生み出すテコが何なのか。

自分が持ちあげるべきテコは何なのか。見極めていきましょう。

 

どんな専門性で勝負していくか

機械に代替されない専門性とは何か、誰かと仕事をしていく中で「あなたじゃなければ!!」と思ってもらえるにはどうしたらいいのか

自分の強みを把握し、どういった市場で価値を発揮できるか、考えることはたくさんありますね・・・。

 

ベキ論とベキ論じゃないところを分ける

合理性で語れる部分とそうでない部分を分けて考える。自分の置かれている環境を鑑みて、何を語り何を語らないでいるべきかを見極めることも、この先生き延びるのに必要なことなのでしょう。(むずい)

 

以上、駆け足で「“現代の魔法使い” が語るエンジニアの未来」のイベントレポートをお届けしました!!